Cursorのモデル一覧・料金一覧【2026年9月】
Cursorはここ数年でモデルの追加・入れ替えが頻繁になり、プラン料金だけを見て契約すると、実際の請求で「思ったより早く上限に達した」というケースが起きやすくなっています。選んだモデルがどの利用プールを消費するかまで見ないと、料金感を正しく掴めない設計になっているためです。
そこで本記事では、Cursorのモデル一覧・料金一覧・プラン別の違いを、2026年9月時点の公式情報から整理し直しました。個人で試すならHobby、日常的に使うならPro、Agentを毎日多く回すならPro+、複数のAgentや自動化を常用するならUltraが候補になる、というのが自分の見立てです。
読み終える頃には、モデルをどう作業の重さで使い分けるか、追加課金をどう防ぐかまで判断できる状態を目指します。なお料金・モデル情報はCursor公式ページを2026年9月19日に確認したもので、米ドル表記、税金や為替は含めていません。
Cursorのモデル一覧:まずはこの表で全体をつかむ
Cursorのモデルは、Cursorが提供するモデルと、外部のモデル提供者のモデルに分かれます。外部モデルはモデル単価で利用枠を消費し、Cursor製モデルは専用の利用プールから使う仕組みです。
| モデル | 区分 | ざっくりした立ち位置 | 標準コンテキスト / 最大 |
|---|---|---|---|
| Composer 2.5 | Cursor Models | Cursor内で日常的に使いやすい開発向け | 200k / — |
| Grok 4.5 | Cursor Models | コード作業の標準候補 | 256k / — |
| Grok 4.6 | Cursor Models | Grok系の新しい候補 | 256k / — |
| Claude Sonnet 5 | Other Models | 品質と速度のバランスを取りやすい | 200k / 1M |
| Claude Opus 5 | Other Models | 重い設計や難しい実装の上位候補 | 300k / 1M |
| Claude Fable 5.1 | Other Models | 長い文脈を扱う上位モデル | 300k / 1M |
| Gemini 3.1 Pro | Other Models | 長文・設計・画面を含む相談の候補 | 200k / 1M |
| Gemini 3.8 Flash | Other Models | 速度と料金を抑えたい処理向け | 200k / 1M |
| GPT-5.6 Luna | Other Models | 軽い処理を低コストで回す候補 | 272k / 1M |
| GPT-5.6 Terra | Other Models | 日常利用と品質のバランス枠 | 272k / 1M |
| GPT-5.6 Sol | Other Models | 深い推論や重要な判断の候補 | 272k / 1M |
| Muse Spark 1.3 | Other Models | 別系統のモデルを試したいときの候補 | 300k / 1M |
Fast版を含めると、Cursor ModelsにはGrok 4.5 Fast、Grok 4.6 Fast、Composer 2.5 Fastも並びます。速度を優先する代わりに、入力・出力単価は通常版と異なる設定です。
気になったのは、モデル名の並びだけでは「何を優先したモデルか」が伝わりにくい点です。Fast版と通常版の違いは料金表を見ないと判断できず、エディタ内の説明だけでは見落としやすい印象を受けました。
> モデル名や提供状況は更新されます。実際に選択できるモデルは、Cursorのエディタ内と公式のModels & Pricingで確認してください。
Cursorのモデル料金一覧:100万トークン単位で比較する
モデル料金は、入力・キャッシュ読み込み・出力のトークン数で決まります。表の金額はすべて100万トークンあたりです。1回の質問が何ドルになるかは、コードベースの大きさや返答の長さで変わります。
Cursor Modelsの料金
| モデル | 入力 | Cache Read | 出力 |
|---|---|---|---|
| Grok 4.6 | $2 | $0.5 | $6 |
| Grok 4.6 Fast | $4 | $1 | $12 |
| Grok 4.5 | $2 | $0.5 | $6 |
| Grok 4.5 Fast | $4 | $1 | $18 |
| Composer 2.5 | $0.5 | $0.2 | $2.5 |
| Composer 2.5 Fast | $3 | $0.5 | $15 |
Cursor Modelsは、料金表の単価だけでなく、プランに付く専用プールの大きさで見るのがポイントです。Cursor公式は、Grok 4.6、Grok 4.5、Composer 2.5について、他のモデルより多くの利用量を含むと説明しています。
Other Modelsの料金
| モデル | 入力 | Cache Write | Cache Read | 出力 |
|---|---|---|---|---|
| Claude Fable 5.1 | $10 | $12.5 | $0.25 | $50 |
| Claude Opus 5 | $5 | $6.25 | $0.5 | $25 |
| Claude Sonnet 5 | $2 | $2.5 | $0.2 | $10 |
| Gemini 3.1 Pro | $2 | — | $0.2 | $12 |
| Gemini 3.8 Flash | $0.75 | — | $0.075 | $3.5 |
| GPT-5.6 Luna | $0.2 | $0.25 | $0.02 | $1.2 |
| GPT-5.6 Terra | $2 | $2.5 | $0.2 | $12 |
| GPT-5.6 Sol | $4 | $5 | $0.4 | $20 |
| Muse Spark 1.3 | $1.25 | — | $0.15 | $4.25 |
単価だけで見ると、GPT-5.6 LunaやComposer 2.5は低コスト側、Claude Fable 5.1やGPT-5.6 Solは高コスト側という構図です。ただし安いモデルにすべての作業を寄せると、設計判断や難しい実装で手戻りが増え、結果的に割高になる場合もあると感じています。単価表だけを見て「常に安い方」を選ぶのは早計です。
Cursorの料金プラン一覧:個人・チーム別に見る
個人向けの基本プランはHobby、Pro、Pro+、Ultraの4段階です。Hobbyは無料で試せる一方、Agentを日常的に使うなら有料プランの方が利用枠を読みやすいというのが率直な印象です。
| プラン | 料金 | 向いている人 | 主な違い |
|---|---|---|---|
| Hobby | 無料 | まず触ってみたい人 | Agentは制限付き。Composerにアクセス可能 |
| Pro | $20/月 | 個人の普段使い | Agentの上限拡大、外部モデル、Cloud Agentsなど |
| Pro+ | $60/月 | Agentを毎日使う人 | Proの3倍のAgent利用上限 |
| Ultra | $200/月 | 複数Agent・自動化を多用する人 | Proの20倍のAgent利用上限、新機能への優先アクセス |
年払いは20%の割引が表示されます。ただし個人プランの価格は税抜き表示のため、日本円での実際の請求額は為替と税で変わる点に注意が必要です。
チーム向けはTeamsとEnterpriseの2系統です。TeamsにはStandardとPremiumの席種があり、PremiumはStandardよりAgentの上限が5倍になります。
| チーム向け | 料金 | 向いているケース |
|---|---|---|
| Teams Standard | $40 / ユーザー / 月 | チーム請求、管理、利用状況の確認が必要 |
| Teams Premium | $120 / ユーザー / 月 | チームでAgent利用量が多い |
| Enterprise | 個別見積もり | 請求書、SCIM、優先サポート、高度なセキュリティが必要 |
なお、インドの開発者向けにはStartという別プランもあります。インド以外の個人利用であれば、Hobby・Pro・Pro+・Ultraを基準に見れば十分です。
Cursorの料金で迷いやすい「2つの利用プール」
Pro、Pro+、Ultraでは、Cursor ModelsとOther Modelsの2つの利用プールを分けて考える必要があります。プラン料金を払えば全モデルを同じ量だけ使える、という単純な仕組みではない点が分かりにくいところです。
| 利用プール | 対象 | 見方 |
|---|---|---|
| Cursor Models | Grok 4.6、Grok 4.5、Composer 2.5 | Cursor独自側の利用枠。比較的多く使える |
| Other Models | Claude、Gemini、GPT、Museなど | 選んだモデルのAPI単価で利用枠を消費 |
月の利用枠を超えた場合は、同じAPI単価で従量利用を追加するか、上位プランへ変更する形になります。リクエストが自動的に低品質モデルへ落ちるわけではありませんが、使い続ければ請求は素直に増えていきます。
Autoはモデル名ではなくルーター
Autoは、作業に合わせてモデルを自動選択する機能です。現在のCursorにはCost、Balance、Intelligenceの3モードがあり、選ばれたモデルのリスト価格で利用量が計算される仕組みになっています。
「Autoなら無料」「Autoなら常に最安」と考えるのは危険です。特にTeamsとEnterpriseでは、Autoが外部モデルへ振り分けた際に、モデル料金とは別にCursor Token Rateが上乗せされます。この仕組みは料金ページの説明だけでは気づきにくく、実際の請求を見て初めて気づく人もいるはずです。
追加課金を避けるならSpend limitを先に設定する
Spend limitは、プランに含まれる利用量を超えた後のオンデマンド利用に、月ごとの上限を設ける機能です。個人プランでは自分の追加利用額、Teamsではチーム単位、Enterpriseではチーム・メンバー・グループ単位で設定できます。
設定場所はCursorのダッシュボードにあるSpendingタブです。追加利用を有効にしたうえで月額上限を設定する流れになります。上限に達するとオンデマンド利用が止まり、次の請求サイクルまたは上限引き上げまで、そのユーザーのAI機能は制限される点は覚えておいた方がいいでしょう。
実際の運用は、次の順番で始めると分かりやすいです。
1. まずはHobbyかProで、1週間ほど普段の作業を試す
2. Spendingで使用量を確認し、モデルごとの消費差を見る
3. 追加課金を使う場合も、最初は低いSpend limitを設定する
4. Agentを毎日使うようになってからPro+やUltraと比較する
利用状況はCursorのエディタ設定やダッシュボードから確認できます。料金の変化が気になる人は、モデル名だけでなく使用プールと入力・出力トークンを見てください。
Cursorのモデルは結局どれを選ぶべきか
最初から1モデルに決め打ちするより、軽い処理・日常の実装・難しい判断の3段階に分けた方が、料金と品質のバランスは取りやすいというのが自分の実感です。
| やりたいこと | 最初に試す候補 | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 小さな修正、短い質問、定型作業 | Composer 2.5 / GPT-5.6 Luna | 低コスト側で反復しやすい |
| 普段のコード生成、レビュー、テスト追加 | Claude Sonnet 5 / GPT-5.6 Terra | 品質とコストのバランスを取りやすい |
| 長いコードベースの相談、画面込みの設計 | Gemini 3.1 Pro / Claude Fable 5.1 | 大きなコンテキストを扱いやすい |
| 難しい設計、重要なリファクタリング | Claude Opus 5 / GPT-5.6 Sol | 出力コストは高いが、検討の深さを優先しやすい |
| どれを選ぶか毎回考えたくない | Auto | Cost・Balance・Intelligenceから運用方針を選べる |
自分なら、普段の既定はComposer 2.5かClaude Sonnet 5に置き、難しいタスクだけClaude Opus 5やGPT-5.6 Solへ切り替えます。ただしこの組み合わせが常に最適とは言い切れず、コードベースの規模やチームの使い方次第で最適解は変わるはずです。
まとめ
Cursorの全体像は、「プラン料金」「モデルの利用プール」「モデル単価」の3つに分けると理解しやすくなります。
- 個人プランはHobby無料、Pro $20、Pro+ $60、Ultra $200
- モデルはCursor ModelsとOther Modelsの2プールに分かれる
- モデル単価は入力・キャッシュ・出力の100万トークン単位で計算される
- Autoは自動選択機能であり、無料・無制限のモデルではない
- 追加課金を使うなら、先にSpend limitを設定する
- 軽い作業と重い判断でモデルを分けると、料金と品質を調整しやすい
一方で、2つの利用プールとAutoの挙動が分かりにくい点は気になった部分です。料金ページを読むだけでは実際の消費ペースを正確に予測しづらく、しばらく使ってみないと自分の作業に合った運用は見えてこないという印象を持ちました。
最初の一歩は、HobbyまたはProで小さな修正をいくつか試し、Usage Dashboardで消費量を確認することです。数字を見てから、Pro+や上位モデルへ広げていけば、必要以上に高いプランを選ばずに済むはずです。