ChatGPT・Gemini・Claude、結局どれを使う?――「性格の違い」と実務での使い分け
「ChatGPT、Gemini、Claude、どれを使えばいいんだろう?」
私も最初はずっと迷っていました。
使い続けてわかったのは、"性能比較"というより、使っていて感じる相性(安心感・イラつき・テンポの合う/合わない)で決まることが多い、ということです。
この記事では、性能の話ではなく、私が日々触って「こういう気分になった」という実感を、できるだけそのまま書いてみます。
※ 今回はチャット系のツールに限ります。エンジニアの仕事だとgithub copilotなども使いますが今回は対象外です。
筆者の普段の使い方
私が普段使っている用途はこんな感じです
| 用途 | 使い分けの特徴 |
|---|---|
| 調査系タスク | 複数の視点から情報を集める時に使い分けます |
| 文書にまとめる系のタスク | Claudeの出番が多いです。ブレのない仕上げが助かります |
| 壁打ち | ChatGPTかGeminiで。気分によって切り替えます |
| アイデア出し | Geminiが刺さることが多いです。新しい角度をくれます |
| 画像の作成 | ChatGPTが早いので、まずここから始めます |
「性格」で見る3つの違い――ベンチマークには出ない実感
ここからが本題です。スコアの話ではなく、毎日使っていて感じる「性格」の違いを書きます。
ChatGPT:迷ったら投げられる安心感――ただし、丁寧すぎて止まることも
ChatGPTは、私にとって「一次受けの窓口」になっています。
雑に投げても会話が成立して、返ってくる返事の平均点が安定している。ここが一番ラクです。
最近のモデル更新で長いコンテキストへの精度も上がった印象があり、情報を雑に投げても回答の質が落ちにくくなったのもポイントが高いです。
また設計タスクとか会話長くなりがちなタスクも今は安定な印象です。
強み: 安定感、前に進む力
Gemini:0->1のお供 アイデア出しから具現化までが早い
特に0→1が強く、Canvasを使うと「アイデア⇒見える形に」のスピードが本当に早い。
発散して収束させるのに向いています。
どのchatもcanvas機能を提供してますが、モックアップの精度はgeminiが一番いい気がしてます。
ただchatのgeminiはやり取り間の記憶が怪しいのでそこは注意。
強み: 新しい角度、スピード感
Claude:文章は任せられる――代わりに、スピードの快感は薄め
Claudeは、私の中で「仕上げ担当」です。
文章を「このトーンで」「この構成で」と渡したときの、あのブレなさが助かります。
仕事の文章は「ここで事故ると面倒」が多いので、そこを静かに潰してくれる感じです。
強み: 品質の安定性、職人気質
まとめ
私の答えは、"最強を決める"より"気分と用途で切り替える"のが合っている、というものです。
- ChatGPT:迷ったら投げられる安心感。前に進む力がある
- Gemini:0→1のスピード感が最高。ただし記憶が不安定なので、短期集中のアイデア出しや初期プロトタイプ作成に向いている
- Claude:外に出す品質を安定させてくれる。仕上げに強い代わりに、軽さはない
結局は好みもありますが、それぞれ色が濃いので、意識して向き合ってみると見えるものが変わるかもしれません。ぜひ試してみてください。